けふの思ひ出

もう夏も終わりに近づいてきましたが、

夏と言って思い出すのは、夏休みの宿題です。

私の父はものすごく器用な人で　小学校低学年の

頃に私の宿題用に「お散歩犬」を作ってくれまし

た。何せ私はビックリするぐらいのぶきっちょ。

みるにみかねて作ってくれたのですが、

子供心に、これを自分で作ったって言っていいのか

と思うほどの出来ばえでした。

材料は糸巻きやフィルムケース、割りばし、

ストロー、たこ糸、輪ゴムなどでしたが、

普通 子供が作ると犬を引っ張るようなのを

作ると思うんですが、うちの父が作ったのは

私よりも前を犬が歩くんです。本物みたいに。

大好評でした。

ただ、夏休み明けに発表会があり、

どうやって作ったかを説明しなければならず、

その説明を暗記するのが それはそれは

大変でした。

そんな記憶があったので、共働きだった私は

夏休みになると 宿題と共に子供達を実家に

送りこんで すべて終わった頃に迎えに行って

いました。宿題はきちんと終わっていて

あとは作文を原稿用紙に清書するだけ。

始業式直前にやっと清書して、算数や国語の

テキストと一緒に提出しました。

すると、数日後 先生から連絡があり

やんわりと「お母さん、宿題は自分でやらせて

下さい。」って言われました。

ここで、私が認めては負けなような気がして

「いえ、子供が自分でやりました❗️」と

強気で答えると、先生が

「でもね、お母さん。〇〇ちゃん

今日の事　けふって書いてますよ。それに

算数の計算が答えはあってるけど、

途中の計算が今は使われない計算方法ですよ。

とても勉強になりました。」って言われて

しまいました。もう、反論は出来ませんでした。

しようがないので、「あらっ、父が手伝ったの

かしら❔」なんてしらばっくれて

全部父のせいにしてしまいました。父に

その事を伝えると、とっても嬉しそうに

「お父さんが頑張ったってことが　

ばれちゃったか～😄」と喜んでました。

あらっ、もしかして、わざとかしら❔

長年　父に宿題やらせてた報復でしょうか⁉️

それ以来、夏休みの宿題のレベルが下がったのは

言うまでもありません。

やっぱり、自分でやらなきゃダメですね～💦

二人の子供も無事成人して、今は良い思ひ出です。

今日の体重60．8